「月の影」にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
あとがきになります。 「月の影」をお読みでない方で、これから読んでみたいと思われる方はこのあとがきは最後に読んでくださいね!! ↓ 何しに連載なんて・・・と我ながら思いますが、なんとか書ききったので気分的にはほっとしています。 ●のだめにとってのニナ・ルッツ音楽祭 コミックスのお話でのだめはニナに追い出され、しかし最後には意地でバルトークを弾ききります。一応、のだめはそれで満足してしまいますが、真一ののだめのピアノに対する気持ちがうやむやのまま終わってしまいますよね? あれはある意味、以後のだめの成長の足がかりになる重要なお話だったと思いますが、あえて真一やのだめの本音や感情がはっきり描かれないままだったのが、今のパリ編で徐々に徐々に二人の進化として描かれ始めていることに繋がっていて効果的だったんじゃないかと感じます。 ●エリーゼの行方 今回千秋に同行するマネージャーはオリバーにしました。 ミルヒーがベルリンへ仕事・・・という設定だったので、ま、エリーゼは巨匠に同行するのが自然かなと思ってそうしました。 ま、エリーゼは口うるさいし鬼姑(鬼嫁?)だから。真一もオリバーなら安心するかナァと。 ●真一のマーメイドジュース 長野で作ってましたよね?4年前の音楽祭はミルヒーの代打で学生オケを振ることになりますが、真一にとってその経験は大きなものだったんじゃないかと感じていました。 なんとか4年前の真一とのだめと、現在の二人を繋いでくれるものがないかなと思っていたらいつの間にかマーメイドジュースになっていました。 真一にとってシュトレーゼマンの存在は今の自分に無くてはならないもののはずですから、どこかこの師弟関係に結びつくエピソードが欲しかったのかもしれません。 ●ニナの病因 本当のところどうだったのかはご想像にお任せします。 ●ブラームスピアノ協奏曲2番 なんとなく思いつきで設定した曲でしたが、調べていくうちにだんだんと、ブラームスが1番から23年も月日を経て書いたものだというエピソードが判明していきました。 ああ、23年と言えば、ちょうどのだめが生まれてから今くらいまで成長できてしまえるほどの時間をかけているんだなぁ~と思うと、なんだか感慨深いものがありました。 遅咲きと言われるブラームスですが、そこになんとなくのだめと印象が重なったのでこの曲とのだめがめぐり合えたことに運命的なものを感じてしまいました。(自分の適当設定から生まれた奇跡?) ●ゴールデン・ペア こんなところで、こういう形で実現させてしまいましたが、ある種今回はゴールデン・ペアの本番と言うよりは、のだめの弾きたいという強い意志に真一が答える・・・・・・というゴールデン・ペア誕生の一歩手前あたりだと解釈して書きました。 本当のゴールデン・ペアはまだまだ先でしょうね。 そんな訳で、ご清聴ありがとうございました!!! 大した、連載とも呼べない代物ですが「月の影」に対するコメントや異議申し立てがある方は遠慮なくどうぞ~♪書き込んでくださると喜びます。 Ricco
by poppo1120
| 2006-03-30 23:30
| SS連載
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